大館曲げわっぱ
リクエストを頂いていた曲げわっぱのおべんとう箱。
先週の金曜日から始まりました。
<伝統的工芸品>
秋田杉 大館曲げわっぱ
製材から仕上げの塗装まで14の工程を経てつくられた曲げわっぱ。
樹齢100年前後の秋田杉をつかってひとつひとつ職人さんの手で
丁寧につくられています。
ひとつとして同じ杢目がなく、木肌の色もなくて当然ですが
木のもつ包容力は変わりません。
軽くて音がやわらかい。
水は通さず、吸放湿はしてくれる。
そして、ぬるま湯と中性洗剤で洗える扱いやすさを備えています。
程度によりますが、塗り直しの対応も可能です。
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「伝統工芸品」
その名をたどれば、ふだんの暮らしで使われてきた品。
特別過ぎることもなく、非日常でもない
日々の生活にあたりまえのようにあった道具。
いろんな道具が素材を変え、生活様式に合わせて種類も豊富になり
手にする側も選ぶ楽しみが増え、、
ただ、時々ふと
便利になってゆくモノに慣れ
不便さ故に「工夫する」ことを忘れていたことを思います。
じぶんで使いやすいように工夫することには「楽しみ」も含まれていたりして、
その楽しみを自ら手放していたのだな。とも思います。
助けとなってくれる便利なことと、自らすすんで楽しむ不便さと
そのときどき問いながら
お店でご紹介するものを選びたいと考えています。
よく売れるからではなくて
暮らしの中でつかいたいとじぶんも思うもの。
”「温もり」の感じられるおべんとう箱をつかってみたいな。”
そんな思いが浮かんだ方は
どうぞ、ご覧になって下さいね。
(浮かばなくても、ぜひご覧くださいね。)
お待ちいたしております。